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左右分離型キーボード|Mistel BAROCCO MD770【プログラマーがレビュー】

左右分離型キーボード Mistel BAROCCO MD770 no.1
  • Mistel BAROCCO MD770を購入しようか迷っている
  • 左右分離型のキーボードを使った人の感想を聞きたい

この記事では、こんな悩みを解決します。

この記事を書いた人

はやと

プログラマー兼キーボードディスト

その日の気分やシーンによって複数のキーボードを使い分けています

メリット/デメリット・打ち心地・タイピング音に至るまで、このキーボードの特徴をお伝えします

左右分離型キーボードの中でも人気の高い「Mistel BAROCCO MD770」。

「気になっているけど、導入するのはちょっと悩む」という方も多いのではないでしょうか。

私もそんな中のひとりでしたが、このたび意を決して導入しました。

実際に使ってみた結論としては「購入をおすすめできる、質の良いキーボード」です。

悩める同志の助けになるべく、このキーボードの使用感をレビューしたいと思います。

この記事で分かること
  • BAROCCO MD770の概要
  • 実際に使用した感想
  • 気になるところや注意点
Mistel BAROCCO MD770 RGB メカニカルキーボード 英語配列 85キー 左右分離型
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Mistel BAROCCO MD770の概要

左右分離型キーボード Mistel BAROCCO MD770 no.2
最近のキーボードは箱もカッコいい

Mistel(ミステル)は台湾のメーカーです。

一昔前はPC製品は米国や日本製じゃないと、いまいち信用できないイメージでしたが、今ではAcer(エイサー)やASUS(エイスース)など世界有数のPCメーカーがあり、台湾はすっかりPC製品のイメージになってしまいましたね。

天才ITエンジニアのオードリー・タン氏がIT大臣を務め、自身が率先してインフラを開発しており、もはや台湾は完全にIT先進国です。

それに比べて我が国の現在のIT後進っぷりときたら…。日本も見習って欲しいです。マジで。

グチはここまでにして、さっそくBAROCCO MD770の概要を見ていきたいと思います。

キースイッチはメカニカル方式

キーボードを選ぶ際に重要なのが「キースイッチの種類」ですよね。
BAROCCO MD770はキースイッチにメカニカル方式を採用しています。

メカニカル方式の軸は下記の表から選べるので参考にどうぞ。
それぞれに特徴があって好みの分かれるところなので、可能であれば実際に店頭で触ってみてください。

BAROCCO MD770で選べる軸の種類と特徴

軸の種類特徴
赤軸静かな打鍵音。押下圧が低く指への負担が少ないので、長時間タイピングする方に
茶軸使用感に特にこだわりがなく、メカニカルスイッチが初めての方はこの茶軸がおすすめ。適度な打鍵感がある
青軸カチカチとした打鍵感とタイピング音を楽しみたい方に。かなり大きな音が出るので、使う場所や時間を選ぶ
静音赤軸静音性が最も高い。赤軸より打鍵感がある
スピードシルバー軸素早い入力と軽いキータッチが特長で、ゲーム使用に向いている

WindowsとMacに対応

BAROCCO MD770はWindowsとMacの両OSに対応しており、右ユニット背面のDIPスイッチでキー機能が変更できます。

DIPスイッチがむき出しなのは切り替えが楽でいいですね。
HHKBはDIPスイッチに蓋がある上に、細い棒がないと切り替えられないので不便です。

マクロプログラミングでキー配置をエディット可能

キー配置のエディットは、ゲーミングキーボードとして使う方には必須のイメージです。

ちなみに私はマクロプログラミングを使用していません。

複数のキーボードを気分やシーンによって使い分けているので、特定のキーボードでしか使えない特殊なショートカットに慣れたくないんですよね。

個人的には不要な機能なので、マクロプログラミングとバックライト機能が無い代わりに安いモデルもあると嬉しいと感じます。

そこまでラインナップを増やすとコストがかかるから現実的ではなさそうですが。

バックライト機能が必要ならRGBモデルを選ぼう

MD770はバックライト機能があり、消灯状態を含めて11種類の発光パターンが選べます。

カスタムカラー編集モードで各キーを好みの色に設定することができるので、マクロプログラミングをしつつカラー編集で、キーのグループ分けもできそうです。

ただし型番に「RGB」とついているものでないとバックライト機能は付いていないのでご注意を。

ちなみにRGBは三原色のRed、Green、Blueのことですね。

私にはバックライト機能が必要ないのでRGBモデルを選ばなかったのですが、「一度くらいは光らせてみたい」と思ったり。

仕様と付属品

Barocco(バロッコ)MD770 英語US配列の仕様

キー配列 / キー数英語US配列 / 85キー
キーキャップ種別PBT2色成形
キーキャップ色外観色:ブラック / 文字色:白(※斜面印字はありません)
キースイッチCherry MX スイッチ
マクロ機能
ポーリングレート1000Hz
キーロールオーバーNキーロールオーバー
メディアキー
オンボードメモリー
本体サイズW320 x D140 x H28〜34.5mm(左右ユニット合体時)
重量約810g(左右ユニット合体時)
対応OSWindows10 / macOS

■付属品

・キーボード本体 … 1台
・USBケーブル (USB-A ⇔ USB-C/ ケーブル長:約1.8m)… 1本
・USBケーブル (USB-C ⇔ USB-C/ 左右ユニット連結用)… 1本
・Mistelキープラー(キーキャップ引き抜き工具)… 1本
・ユーザーマニュアル 兼 保証書 … 1部
・ギフトキーキャップセット … 1パック
左右分離型キーボー Mistel BAROCCO MD770 no.3

PCとの接続方法

左右ユニットをUSB-C to USB-Cケーブルで連結し、右ユニットとPCをUSB-C to USB-Aケーブルで接続します。
これがスタンダードな接続方法ですね。

また、片方のユニットだけ単独で使用することもできます。

用途としては、「右手はマウスやデバイス、ペンタブなどを使い、左手はマクロプラミングしたMD770で特定の操作のみを行う」というような使い方が考えられます。

その際は使用したいユニットをUSB-C to USB-AケーブルでPCに接続すればOK。

この接続方法の場合、左ユニットのDIPスイッチとバックライト機能が無効になります。

「BAROCCO MD770」赤軸を使用した感想

BAROCCO MD770の概要を見てきました。ここからは、実際に使用した感想をお伝えします。

やっぱり肩は楽になる

これはもう、本当に肩が楽です。

左右分離型のキーボードを体験してしまうと、普通のキーボードがとても窮屈に感じます。

私は肩こりにそれほど悩んでいないのですが、それでも導入して良かった。
ただでさえPC作業は目、肩、腰に疲労が溜まるので、可能なかぎり体に負担の少ないものを選びたいですよね。

赤軸のクセになる打鍵感

左右分離型キーボード Mistel BAROCCO MD770 no.4

「肩に負担のかからないキーボードなので、どうせなら指にも優しいものを」と思い、押下圧の低い赤軸を選択しました。

赤軸のキースイッチは初めて触ったのですが、「軽いけれど打鍵感は意外としっかりしていてクセになる感触」です。

「カチカチ」とした打鍵を楽しみたくて使用している青軸のキーボードがおもちゃのように感じるほど。

この押し心地のよさは、最高の打鍵感と言われるHHKBなどの「静電容量無接点方式」に比べても遜色ありません。
それどころか、HHKBより好みかも…。

とは言えキーの耐久性は、感触としても静電容量無接点方式に分がありますね。

HHKBとリアルフォースどっちが気持ちいい?【打ち心地・タイピング音レビュー】 タイピングが気持ちよく・指への負担が少なく・所有欲を満たして・PC作業のテンションを上がるキーボードが欲しい! こんな欲張り...

打鍵音は非常に惜しい

赤軸のキースイッチの特徴で、静かにコトコト鳴る感じがとても心地いいです。

ですが左ユニットの「Q」と、右ユニットのエンターキーやバックスペースキー辺りを強めに叩いたとき、「カーンッ」っと鳴るのが気になります。

キーを強く叩かなければいいのですが、私は強く打鍵するタイプですし、どうしてもエンターやバックスペースは強く叩いてしまいます。

カタカタカタ、、ターン!(ドヤァっ)みたいに。

その他のキーに関しては金属音は気にならないので、非常に残念です。
(メカニカルキーボードの定番「Majestouch(マジェスタッチ)」も金属音が鳴るので、これはメカニカルの宿命かもしれません)

私は指の動きが大きくバタバタしたタイピングをしがちですが、今後の指への負担を考えて撫でるような静かなタイピングに矯正するいい機会かもしれません。

「BAROCCO MD770」の気になるところ・注意点

ここからはBAROCCO MD770を使用して気になったところと、購入する上での注意点をお伝えします。

ユニットを繋ぐケーブルが気になる

左右分離型キーボード Mistel BAROCCO MD770 no.5
PC は Macbook Air 13 inch

使用して最初に気になったのは、左右のユニットを繋ぐケーブルが邪魔なところと、このケーブルが意外と伸びないので左右の間隔を20cmほどしか開けられないところ。

無理に間隔を拡げるとケーブルの張力で内側に引っ張られます。

どうしても間隔を大きく開けたければ、取り回しやすいUSB-C to USB-Cケーブルを購入する必要があります。

左右のユニットを10cmほど離すだけでも肩は楽になりますが、肩幅よりも開いたほうがはるかに楽ですからね。

盲点だったのは、ユニットが離れるほど感覚が狂ってミスタイピングが増えます。ここらへんは慣れでしょうけども。

ユニット間にケーブルがあるのが気になるので、「いっそのこともう一本USB-C to USB-Aケーブルを購入して、それぞれをPCに接続すればデスクがスッキリするのでは」というアイデアが頭をよぎったのですが、左右のユニットを連結しないとDIPスイッチが効かないようです。

PC起動時に左ユニットを認識しないことがある

Macbookでの環境下ですが、PC起動時にまれに左ユニットを認識しないことがあります。

キーボードを接続しなおせば解決するので、個人的にはストレスを感じるほどではありません。

ラインナップは英語配列のみ

BAROCCO MD770は、ラインナップに英語配列しかないのも注意点です。

私は普段から英語配列を使っているので問題は感じませんが、日本語配列のキーボードしか使ったことがないと違和感を感じると思います。

プログラマーやエンジニアなら、効率よくプログラムを書ける英語配列はメリットが大きいので、導入しても後悔はしないと思います。

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さいごに

左右分離型キーボード Mistel BAROCCO MD770 no.6

BAROCCO MD770のレビューは以上です。

左右に分かれる奇抜さ(?)ばかりに目がいきますが、キーボードとしての質が高いので分離させずに使用しても満足度が高いです。

左右分離型キーボードは導入するのに勇気がいりますが、この記事が参考になれば幸いです。

BAROCCO MD770はこんな方におすすめ
  • PC作業中の肩のこりが気になる方
  • 押し心地の良いキーボードが欲しい方
  • マクロプログラミングを使って自分専用にカスタマイズしたい方
Mistel BAROCCO MD770 RGB メカニカルキーボード 英語配列 85キー 左右分離型
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