オーディオ

PCスピーカーBOSE Companion2の音にハマった【元レコーディングエンジニアのレビュー】

記事内に商品プロモーションを含んでいます。

1万円程度のスピーカーから、こんなにいい音が出てくるのには驚かされました。

お気に入りの音楽をどう表現してくれるのか確認したくて、久しぶりに手持ちのCDを何枚も聴き直してしまうくらいハマりました。

これがあれば、もうPCのスピーカーで悩まなくて良いってくらいですね。

ロングセラーなのも納得。

この記事では、私が感じたBOSE Companion2(以下コンパニオン2)の魅力をお伝えします。

BOSE Companion2の特徴

音の特徴

  • 低音が豊かでサウンドのバランスがいい
  • 解像度が高いので演奏内容が見える
  • 中高域〜高域にも魅力あり

おすすめの音楽

  • オールジャンルOKだが、ポップスやジャズ、女性ボーカルが特に合う

※私が所有しているのは現行モデルの「Series III」ではなく「Series II」ですが、基本的な機能や音の傾向は同じです。

Bose Companion 2 Series III multimedia speaker system PCスピーカー
created by Rinker

BOSE Companion2Series III のスペック

BOSE Companion2の使用をまとめました。

BOSE Companion2Series III のスペック

外形寸法右側スピーカー:19 cm(H)x 8 cm(W)x 15 cm(D)

左側スピーカー:19 cm(H)x 8 cm(W)x 14.5 cm(D)
質量右側スピーカー:1 kg

左側スピーカー:0.8 kg
入出力AUX入力・ヘッドホン端子
同梱物スピーカー
オーディオ入力ケーブル(ミニプラグ付き)
スピーカーケーブル
ACアダプターパック

BOSE Companion2の音質:良かった点

豊かな低音とサウンドバランスの良さ

いろんなレビューで言われていますが、Companion2のいちばんの特徴は豊かな低音ですね。ベースやドラムがズンズンと鳴ります。このサイズでここまで低音が鳴るのはすごい。

無理に低音を出していないのも好印象。

低音を誇張したスピーカーやイヤホンは、音のバランスが崩れて不自然なサウンドのものも多い印象ですが、Companion2は自然なサウンドを維持しつつ、しっかりと低音が出ています。

ベースがどんな音でどんな演奏をしているか見えますし、バスドラムとの一体感も気持ちいい。

低音楽器を演奏しているような方は、「こんなスピーカーが欲しかった」と思うのではないでしょうか。

解像度が高いのでどんな演奏をしているか見える

もう少し低音について触れます。

先ほど「ベースがどんな音でどんな演奏をしているか見える」と言いましたが、これはスピーカーの解像度の高さが理由です。

解像度の低いスピーカーだと、低音が出ていても何をやっているか分からないんですよね。

もちろん解像度が高いメリットは低音パートだけではありません。

各楽器の立ち位置がはっきりとするので、PC搭載のものや安価なスピーカーでは気づかなかった音の存在や、楽器そのものの音色に気づくでしょう。

ナレーションなどでは録音された部屋の鳴り・空気感も見えてきます。

中高域から高域にも魅力がある

Companion2は低音にばかり目が(耳が)行きますが、中高域から高域にも魅力があります。

ピアノはスカッと心地いいですし、アコースティックギターもシャキッと鳴ります。

女性ボーカルのジリジリ・ザラっとした「抜け」を感じる部分も印象に残るので、女性ボーカルのピアノバラードなどは、このスピーカーに特に合うと感じました。

少し専門的な話になりますが、周波数的に低音から中域がメインのドラムも、中高域の周波数を含んでいます。具体的にはスネアやドラムを叩いたときのアタックの部分です。(シンバルは置いておきます)

このスピーカーの中高域の特性と低音の豊かさ、解像度の高さが相まって、ドラムのアタック感と皮の鳴りが気持ち良いスピーカーになっています。

細かすぎる音質まとめ

音質に関して長くなったのでまとめます。

  • 低音が豊かでベースとバスドラムのコンビネーションが楽しめる
  • ベースの演奏内容が分かるほどの解像度
  • ドラムのアタック感と皮鳴りが気持ち良い
  • ピアノやアコースティックギターなどの中高域の抜けの良さも魅力
  • 女性ボーカルがハマる

豊かすぎる低音の改善方法

コンパニオン2の魅力の低音ですが、逆に低音の出過ぎが気になるときもあると感じました。

これに関しては、スピーカーの下にインシュレーターを敷いたり、セッティング(置き方)を工夫することで、かなり改善できました。

スピーカーはインシュレーターとセッティング(置き方)で音質がいっきに向上します。

逆に言うと、どんなに良いスピーカーも適当に置いてしまうと本来の実力が出せません。

正しくセッティングしたコンパニオン2は、素晴らしい音質になりました。音楽や動画鑑賞が捗ります。

せっかくの素晴らしいスピーカーなので、しっかりと鳴らして上げたいですよね。

興味のある方は、こちらの記事を参考にセッティングしてください。

スピーカーはセッティング(置き方)で劇的にいい音になる【適当に置くのはもったいない】 「PC用にスピーカーを買ったけど、モニターの横に適当に置いている」 「それなりに高いスピーカーを買ったけど、音がいまいち…」 ...

またはイコライザーソフトを使って補正するのも良いかもしれません。極端に音をイジると不自然なサウンドになってしまうので、微調整に止めるのがコツです。

私はeqMacという無料アプリを使っています。これが無料なんてありがたいですね。

ちなみに、スピーカーの裏側にあるバスレフポートという穴を、ティッシュなどで塞いで低音を減らすこともできますが、微調整ができず低音がスカスカになってしまうので、私はやっていません。

どんな音楽が合う?

ジャズやクラシックからポップスまでオールジャンル楽しめますが、自然なサウンドのスピーカーなので、ポップスやジャズなどの生楽器を使用した音楽をおすすめしたいです。

このスピーカーの特徴でもある中高域から高域が、女性の声やピアノをきれいに再生してくれます。

低音が魅力のスピーカーなので、ベースやドラムなどのリズム隊を楽しみたい方におすすめしたいですね。
ドラムのハイハットもキレ良く再生してくれます。

まとめ:10万円以上するスピーカーの出番がなくなった

ADAM A7というプロ用スタジオモニターを所有している

これまで私は、音楽や動画鑑賞は上の画像のスピーカーを使用していました。

普段使いのノートPCでは、PC搭載のスピーカーやイヤホンで音楽や動画鑑賞をしていましたが、やっぱりノート用のスピーカーがあった方がいいなと思っていたところ、たまたまコンパニオン2を譲ってもらいました。

そのときはそれなりの音が出ればいいやという感じで音質には期待していませんでしたし、ミニプラグ接続のPCスピーカーなんてたいして良い音じゃないと思い込んでいました。

ですがPCに繋いで音を出したとき、「BOSEのPCスピーカーってこんなにいい音なのか・・・」と衝撃を受けました。

私が所有する10万円以上するスピーカーと比べても、不満点が見つかりません。

こうなると、音を出すまでに時間のかかる高級スピーカーの出番がなくなってきます。

この値段の卓上スピーカーとしては、これ以上望むべくもない音質です。

今度、ミックス(音楽の編集)もこれでやってみたいですね。

こんな方におすすめ
  • PCスピーカーを初めて購入する方
  • 1万円代でクオリティの高いPCスピーカーが欲しい方
  • PCで動画や映画を臨場感ある音で楽しみたい方
  • 低音パートやリズム隊が音楽の主役だと思っている方
  • 高級オーディオを所有しているものの、手軽に鳴らせるPCスピーカーが欲しい方
Bose Companion 2 Series III multimedia speaker system PCスピーカー
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