プログラミング

プログラミングを体験したいならWordPress(ワードプレス)がおすすめ

記事内に商品プロモーションを含んでいます。

ここ数年のブームからプログラミングが気になっている人も多いと思いますが、未経験だと何からやればいいのか分かりにくいですよね。

私も友人・知人に「プログラミングを体験してみたい」と聞かれることがあるのですが、まずはWordPress(ワードプレス)に触れてみることを勧めています。

その理由は以下です。

それでは詳しく見ていきましょう。

■この記事を書いた人

はやと

自営業・プログラマー。

JavaScript・PHPを専門としており、WordPressのカスタマイズも得意です。
もちろんこのブログもWordPressを使っています。

WordPress(ワードプレス)とは

WordPressを勧める理由を説明する前に、そもそも「WordPressとは何か」を見ていきたいと思います。
ご存じの方は読み飛ばして下さい。

WordPress(ワードプレス)はWebデザイン・PHP・データベースの集合体

WordPressは大雑把に言うと、

・サイトのデザインを作るHTML・CSS
・アニメーションのような動きを付けるJavaScript
・ブログのテキスト・画像や企業の顧客データなどを保存するデータベースのMySQL
・そしてそのデータの読み取りや書き込みなど、目に見えない裏側の処理を担当するPHP

というプログラミング言語から成っています。

私たちが普段使っているWebサイトやアプリは、通常このように複数の言語で成り立っており、各言語の専門家がそれぞれの分野を担当して開発するのが基本です。
(HTML・CSS、JavaScriptはフロントエンドエンジニア、PHPとMySQLはバックエンドエンジニア、という感じです)

ですがそれだと専門的な知識のないひとにはブログを作ることができないし、経験者でもサービスの提供までに時間やコストがかかりすぎます。

そこでWordPressのような、必要なものは最初から組んであるパッケージシステムが生まれました。
このおかげで私たちは、ちょっとした設定をするだけでオシャレなブログやWebサイトを運営することができます。

こういったシステムをCMS(コンテンツ管理システム)と呼んでいます。
無料で使えるオープンソースというのも人気の理由でしょう。

WordPress公式サイト

WordPress(ワードプレス)がおすすめな理由

ゴールが見えやすく挫折しにくい

まず最初に断っておきますが、WordPressを普通に使う分には本格的なプログラミングの技術は身につきません。

ではなぜWordPressを勧めるかと言うと、未経験者にとってプロダクト(ブログ)の作成までのハードルが低いからです。
そしてブログを公開するというゴールがあるのもいいです。

プログラミングを独学で始めると、その難しさから挫折する方が多いです(私もそのうちのひとりです)。
難しさというより「プログラミングで何をしているのか・何をやればいいのか分からない」のです。
そんなグラグラな土台なのに「イケてるアプリ開発」なんて目標はゴールが遠いですし、かといってテキスト片手に基礎から「Hello World」を表示するのも「これが何の役に立つんだ?」という感じでモチベーションが上がりにくいです(上がるあなたは才能があります!)。

その点WordPressであれば本格的なプログラミングができなくてもカッコいいWebサイトが作れますし、プログラマーに必要なITの土台も養えます。
本格的なプログラミングの勉強はそれからでも遅くはありませんし、予備知識があるので習得もスムーズになります。

いちどプログラミングの概念さえ理解できればどんなプログラミング言語でも習得できます。
その基礎や開発の流れを習得する入り口として、WordPressは非常に良い選択肢です。

デザインからインフラまで広く学べる

WordPressを勧める理由として、Webデザイン、フロントエンド・バックエンド、データベース、サーバー(インフラ)まで広く触れられるところにあります。

前述のようにWordPressはデザイン系のHTML・CSS、フロントエンドのJavaScript、バックエンドのPHP、データベースのMySQLの集合体です。
そしてそれをサーバーにアップロードすることでブログやサイトを公開することができます。

WordPressをカスタマイズする過程でデザインが面白いと思ったならWebデザインやJavaScriptを本格的に学べばいいですし、「こんな機能を追加したい」と思えばPHPとMySQLを勉強すればいいでしょう。
(※機能の追加は基本的に完成品の「プラグイン」をインストールします)

情報発信ができて資産になる

もしあなたに何か特技があるのであれば、WordPressでそのノウハウを発信してみてはいかがでしょう。
仕事の知識や恋愛の経験も価値が高いです。
あなたにとって当たり前のことでも、これから同じ道を踏み出すひとには有益な情報になり得ます。

そしてその情報が置いてあるあなたのWordPressは「資産」になります。
ブログで生活できるだけの収入を得る、というのは特別な経験や文章術が無いとなかなか難しいですが、毎月数千円程度なら意外とハードルは低いです。

もちろん必ずしもマネタイズする必要はありません。
あなたの経験や情報に助けられる方は必ずいますし、それも広い意味での「資産」だと思います。

最近は「ブログは終わった」「情報発信ならYouTubeでしょ」という世間のイメージもあるようですが、ブログに陰りがあるとはまったくもって思いません。

副業やビジネスも可能

この記事を読んでいる方の中には「プログラミングで副業ができないかな」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

WordPressは個人のブログとして利用されることが多いですが、事業主や企業のホームページとしても利用できるので副業やビジネスにも役立ちます。

副業と言えばクラウドソーシングというイメージですね。
現実的なことを言うと、昨今の副業ブームもあって受注者のスキルも上がっており、WordPressが使えるだけでは案件を取るのは難しくなっています。

ですが、友人から「知人がビジネスをやっていてホームページを作ってほしい」という依頼をいただくことも結構あるので、そんなチャンスをつかむためにWordPressを使えるようになっておいて損はありません。

おまけの効果として、ITに詳しくなるので人材価値も上がります。
WordPressもできてしまえば「なんだ。こんなものか」という感覚ですが、できない・やったことのない人の方が圧倒的に多いですし、そんな人からは「すごいひと」に見えるんです。

さいごに:WordPress(ワードプレス)を学習するなら

さいごに、WordPressが学習できるサービスを紹介します。

書籍での学習もいいのですが、個人的には動きをイメージしやすい動画での学習をお勧めします。
バージョンアップですぐに情報が古くなるIT業界ですが、動画サービスであれば教材のアップデートをされることも多いので安心です。

プログラミングスクールはこれから本気でプログラムを学びたいという方にはお勧めですが、WordPressでブログを公開する程度であればもったいないという印象です。
まずは動画サービスを使った独学で頑張って頂きたいです。

ドットインストール

ドットインストールは月額制(税込み1,080円)のプログラミング学習サイトですが、ブログを開設するまでであれば無料で学習できます。
有料会員なら「WordPressのテーマを一から作る」といったところまで学べてしまいます(ただ、多くの方には不要でしょう)。

WordPress以外にも人気のプログラミング言語を学習できますし、「え、こんな言語まであるの?」というモンスターサイトです。
本格的にプログラミングを始めたいとき、複数の言語を一気に学びたいときにおすすめです。

WordPress入門コースはこちら

Udemy(ユーデミー)

Udemy(ユーデミー)はベネッセが運営するオンライン学習サイトです。
プログラミングのみならず、マーケティング、音楽・動画制作、自己啓発などなど様々な分野の教材を購入することができます。

こちらは動画の買い切りサービスですが、割と頻繁にあるセール時の購入をお勧めします。普段は1万円するような動画が千円台から購入できます。

また、質の高い講師の動画であれば、情報のアップデートもきちんとされています。

講座はたくさんありますが、はじめてのWordPress入門講座が値段も安くベストセラーとなっていておすすめです。
WordPressの公開からカスタマイズ・運用、そしてよくあるトラブル対応まで網羅している親切さです。

プログラミングをしていると「うまく動かない」といったことは日常茶飯事です。
初心者だと自分ひとりではなかなか問題が解決できず勉強が嫌になってしまいがちですが、トラブル対応まで講座にあると安心感がありますね。